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コード進行がわかる利点2

ドラム講師のペンタ丸です。

今日もコード進行が理解できる利点について、書きます。


セッションするときに、「とりあえずブルースでもやろう。コードはこれでテンポとリズムはドラムに任せる」と、このコード進行を渡されたときどんなリズムを選びますか。


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ベターなのは、シャッフルリズムになると思います。

少し理論的な話になりますが、このコード進行は12小節くくりのブルースの定番進行です。ツーファイブやドッペルドミナントの挿入もなく、提案者はシンプルなシャッフルブルースを想像してる可能性が高いです。なので、ベターなのはシャッフルになります。提案者の想像してるリズムにあえてするかどうかは、また別の話。もちろんスウィングでも8ビートでも16ビートでも問題ないです。ただ定番が何か?ということがわかっていれば、定番にするかあえて違うリズムにするか選択できるわけです。


下記のコード進行の場合はどうでしょう?


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先ほどと同じ12小節くくりのブルース進行ですが、ツーファイブやドッペルドミナントの挿入があります。この進行の場合、やはりビバップ時代のジャズブルースが想像できるので、4ビートがベターではないでしょうか。提案者は4ビートを想像してる可能性が高いです。先ほどと同じで、あえて定番を選ぶかはまた別の話で、8ビートや16ビートやシャッフルを選択しても間違いではないです。ベターな4ビートにするか、あえてベターじゃないほうを選ぶか選択できるわけです。 


どんなリズムが聞いて確認するのが一番いいですが、なんでもいいや任せると言われた場合、コード進行からベターなリズムを予想できると便利です。ベターかイレギュラーか選択することができます。

何も考えずにリズムを選ぶといつも同じリズムでマンネリしたり、慣れてないリズムを選んでしまいずっこけたりしやすいです。

お客さんのいるセッションであればやりやすい方を選んだ方がいい場合が多いですし、練習でのセッションならあえて慣れてない方を選ぶようなこともできます。


定番のリズムを選ぶのか、あえて定番をはずすのか。コード進行がわかると読めることが多いので便利です。


よければ参考にしてみてください。